大阪市某所 FRP防水工事
今回はFRP防水工事になります。
端部や入隅(内側の角)、出隅(外側の角)を直角のままにすると応力が集中しやすく、ひび割れの原因となるため、面取りを行います。
次に面木を取り付けます。
下地との密着を良くする為にプライマーを塗ります。
カットしたガラスマットを樹脂の上に敷き込み、面取り部分にも沿わせて配置して、ガラスマットの上から再度樹脂を塗布し、マットが透明になるまで樹脂を含浸させ、脱泡ローラーで空気や気泡を除去し、全体を均一に密着させます。
1層目の樹脂がある程度硬化し、FRP層として形状を保てるようになったら、2層目の積層を行います。完全に硬化する前に次の層を積層することで、層間での密着性が高まります。
樹脂が完全に硬化したら、表面の凹凸やバリなどをサンダ―やサンドペーパーで研磨し、滑らかにします。面取り部分もきれいに研磨します。
ペーパー掛けによって発生した細かい粉塵や研磨カス、油分やワックスを拭き取ります。これも塗膜の密着不良の原因となる可能性があります。
最後にトップコートを塗布します。
これで完了です。
施工データ
担当者コメント
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串田面取り部の処理やガラスマットの馴染ませ方が仕上がりに影響するため、丁寧な作業を心がけています。
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